税務調査相談室 税務調査相談室

こんにちは、元国税調査官・税理士の松嶋洋です。

最初にこの会を立ち上げた目的をご一読下さい。

  • 税務調査に関して本当に役立つのは国税の内情の知識であるが、それを国税OB税理士などが独占しており、彼らが税理士や企業から高額な報酬をせしめている現状に疑問を感じていること
  • 税理士法違反にもつながるような誤った情報を「正しい税務調査の受け方」と題して解説する、自称税務調査の専門家が存在することに怒りを覚えること
  • 税務調査における国税のさじ加減を知ることで、本来課税されるべき税金を大きく節約できるため、正しい対応を伝えることで真の課税の公平に貢献できること
  • 税務調査対応のスキルは経験量に比例してアップするため、この会で受ける質問内容を参照することで、税務調査の勝率が大きく上がり、引いては税理士業界全体のレベルアップにつながること

このような思いでこの会を立ち上げますので、私が有する、国税経験を基にした税務調査の立会いノウハウと、国税をうならせる反論を作り出せる税法解析能力を余すところなく公開します。

そして、さまざまな税理士が体験している税務調査の疑問点を共有することで、今までとは比較にならないほどの税務調査対応を経験することができます。国税の調査官も言うことですが、税務調査は場数を踏めば踏むほどうまくなりますから、この会に参加することで税務調査対策ノウハウも飛躍的に向上します。

例えば、税務調査では以下のような疑問点が生じます。

  • 単純な経理ミスについて、重加算税になるという見解と、過少対象という見解があるが、両者の差異は何か?
  • 脱税取引を行っているクライアントを発見したが、この場合どのような対応をするべきなのか?税理士法のリスクはどう考えればいいのだろうか?
  • 個人的経費の指摘を受けたので、役員借入金の返済で済ませたいが、認定賞与になるのだろうか?
  • 税務署との日程調整に手間取っていたところ、税務署から調査を延期する旨の指導があったが、何か裏があるのではないか?

このような質問については、税法や判例だけを検討しても答えは出ず、国税調査官として税務調査を実施してきた経験がなければ、正しい回答はできません。

なぜなら、税務調査は法律に関係なく国税のさじ加減で結果が変わることも多いからです。

一方で、国税の経験があったとしても、税法や判例に関する正しい知識がなければ、誤った回答をしてしまいます。例えば、国税出身者が以下のような誤った見解を語ることが多くあります。

  • 平均功績倍率法で役員退職金を計算している場合、功労加算金として、30%程度上乗せした金額を支給できる
  • 脱税をしていても、自主的な修正申告は5年間でいい
  • 事前通知で3年と言われた以上、よほどのことがない限り、5年間調査できないので、5年の税務調査を差し止めることができる
  • 自動販売機の手数料を除外しても、それが少額であれば脱税でないため、税務調査の時効は7年間に延長されない

国税職員は税法を知らないため、国税OBも税法の素人です。このため、法律的に筋違いな指導を税理士に行うことがあります。

このような誤った見解を信頼し、国税と交渉すると致命的な事態に陥ることになります。

正しい税務調査の対応のためには、国税内部の知識はもちろん、正確な税法解釈の知識が必要になります。

両者について、正確な情報提供ができるのは、元国税調査官で税法にも精通した私だけと自負しています。

この点、国税OBに相談された方はお分かりと思いますが、彼らは自分たちの経験則だけで税務調査のコンサルティングをするのが通例です。この理由は、根拠を調べることが面倒であることはもちろん、そもそも根拠を調べるリーガルマインドなど皆無だからです。このような不確実で汎用性のないコンサルに意味はありません。

税法を研究する私は、このような曖昧な情報を提供しません。法令や判例の根拠も提示する、確実で効果的な情報を提供します。

この私が責任をもって、皆様の税務調査の疑問にリアルタイムに回答いたします。

それにとどまらず、税務署の内情や税務署との交渉についても、御指導させていただきます。

プロフィール

PROFILE

元国税調査官・税理士

松嶋 洋

平成14年東京大学卒業後、国民生活金融公庫(現日本政策金融公庫)、東京国税局、企業税制研究所(現日本税制研究所)を経て、平成23年9月に独立。

現在は通常の顧問業務の他、税務調査対策等のコンサルティング並びにセミナー及び執筆も主な業務として活動。

とりわけ、平成10年以後の法人税制抜本改革を担当した元主税局課長補佐に師事した法令解釈をフル回転させるとともに、当局の経験を活かして予測される実務対応まで踏み込んで解説した、税制改正解説テキスト「超速」シリーズは毎年数百名の税理士が購入し、非常に高い支持を得ている。

著書に『最新リース税制』(共著)、『国際的二重課税排除の制度と実務』(共著)、『税務署の裏側』『社長、その領収書は経費で落とせます!』などがあり、現在納税通信において「税務調査の真実と調査官の本音」という380回を超えるコラムを連載中。

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